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■旅行記 バリ編 008 高い絵買っちゃいました■
2007/5/14

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さて今日はウブドゥ最後の一日です。

10時から12時までは昨日のアグンさんの案内でアリミニさんとプトゥ・セナさん(昨日の200万の絵の作者)の自宅に行くことになっていました。

10時前に約束の場所に行くとアグンさんがもう待ってくれていました。
そして、バイクの後ろに。

うわー、結構怖いなノーヘルの二人乗り…と思っていると
「アリミニさんちまでは1時間くらいで着きます。」
と衝撃的な発言が。

2時間で全部回れるって言ったやんかー!
昨日の「すぐ」発言といい、このおっさん…。

バリの道路は基本的にはアスファルトですが、はしっこはガタガタだし、つながれてない犬がたくさん道にいるし、
たまに穴は開いてるし…。

死ぬかも。

「この辺の村の絵は質が悪いよ。」
分かったからこっちを向かないで前を見てー!
「日本ではバイクは20万円くらいかい?」
こっちを向きながら片手運転しないでー!

本気で死ぬかもしれない分ジェットコースターより怖かったです。
途中でヘルメットを貸してもらってようやく人心地つきました。

そして15分も走ったらアリミニさんのご自宅に。1時間じゃないじゃん…いいけど…。
アリミニさんちでは急な来客にもかかわらず歓迎してもらえました。
書きかけの絵も見せてもらったりして興味深かったです。
アリミニさんの絵画はウブドゥスタイルといって、バリの風俗を細かく細かく描き込んでいくタイプで、一枚の絵に100人以上の登場人物がいることもしばしば。
私は奥行きと花鳥風月をテーマにした日本風なプンゴセカンスタイルが好みです。
プンゴセカンは村の名前です。昨日私が行ったギャラリーもプンゴセカン村。

ちびまるこちゃんの絵との合作もあったので見せてもらいました。
周囲がアリミニさんの作品。

複製だけど。しかも4/150。1枚目のじゃないんだ。

アリミニさんと。とってもいい人でした。姪がめちゃ可愛かった。村の入り口まで送ってくれました。

ついでに銀細工で有名なチュルッ村のギャラリーにも寄ってみました。一点2000円くらいでアクセサリーがありました。
でも好みじゃなかったのでスルー。
あと一言、銀で飛行機を作っても買う人は少ないと思う…。

続いてプトゥ・セナさんのご自宅に。
ギャラリーで見たこの方の絵が一番素晴らしかったので、私はこれが一番楽しみでした。


私の好きな絵がたくさん!興奮しました。

期待通り素晴らしかったです。
普通のギャラリーにあるような作品とはやっぱり違う!
「はぁー…すごいですねぇー…」
とため息つきっぱなし。


これも可愛かった、2匹の極楽鳥。

その中で特に目を引かれたのが下の作品。
2つ上の写真の、上段左から2番目。
フクロウの表情と、絵のバランスがとてもよく、葉っぱやコーヒーの実の陰影やグラデーションのつけ方が素晴らしい。


フクロウさん。実物はもっといいですよ。

----この後は告白をお楽しみください----

「ええ、初めて見たときにもう欲しい!となってしまって。」

「でもギャラリーで見たこの方の作品は200万とかすごい値段がついていて、とても買うことが出来ないなと諦めていたんです。」

「このふくろうの作品も初見で他の作品より素晴らしいことも分かりましたし…。画家ご本人さんも、私が何も言わないうちからこれが一番気に入っているとおっしゃっていて。」

「ふくろうが気に入ったと伝えると、アグンさんが、2500ドルとおっしゃったんです。30万円以上です。」

「私に出せるのはせいぜい5万円まで…とても無理です。」

「ところが、少しお二人が話されて、5万円で買えることになりました。身内のアグンさんの紹介だからということで。」

「買えないものと思っていた私は驚き、そして少し怖くなってしまいました。」

「これが日本なら問題はなかったでしょう。でも私は長旅の途中です。しかも始まったばかりです。」

「調べてみると、日本円の現金は5万くらいあると思っていたのに3万8000円しか持っておらず、ごめんなさい、やっぱり買えませんと言いました。」

「するとそれだけでもいいと言って下さり…。」

「私の部屋にこのフクロウがいてくれたら、と想像すると、もう…。」

「その後のことは良く覚えていません。」


アーティストらしく静かな方でした。福岡美術館で展覧会をしたこともあるそう。

やっちまったぁー、買っちゃったぁー。
でもフクロウ可愛いー。

という複雑な気持ちでウブドゥに戻りました。


「ウブドゥを代表するレストラン」とガイドブックに書いてたカフェ・ワヤンという店でナシチャンプルを食べる。美味しかったです。

荷物をまとめてバスターミナルに向かいました。
途中までゴムの人に荷物を運んでもらいました。最後まで親切にしてくれてどうもありがとう。


コマン・ラティタが本名。コマンは三男。三郎さんと呼んでもよかったかもしれません。

夕方にクタに着き、初日のレストランの女の子に挨拶をしてからもう寝ました。
ちなみにホテルは旅行中に絵画を買っちゃった自分への罰の意味を込めて2日目に泊まったひどいホテルに宿泊。
でも意外と平気で過ごせました。この9日間で安宿に慣れたのかなー。罰にならなかった。

明日は朝8時発のフライトでジョグジャカルタに向かいます!

後日談:このHPを見てくれたドイツ人美術ディーラーさんが「とてもいい物を手ごろな値段で買った」と言ってくれました。
専門家に言ってもらったので嬉しい。高かったけど、重かったけど、ちょっと報われた。


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