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■旅行記 バリ編 005 モンキーフォレスト&市場&レゴンダンス■
2007/5/11

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ホテルのテラス。

今日は気持ち良い目覚めでした。
夜は意外に冷えたのでエアコンなしでも快適に過ごせたし、外は緑がいっぱいだし、鳥の声がするし。

部屋の前のテラスに出ると、テラスで食べられるようにホテルスタッフがバナナワッフルの朝食を用意してくれたし。

朝食中ホテルスタッフが話し掛けてきたので、しばらく話してました。
「大阪から来たんだ、大阪の人は優しいよね。昨日は僕がミヤサコです!ってやっても冷たかったから東京の人かと思ったよー。」
「福岡でレストラン&パブで働いてたことあるんだ。忙しすぎてもう日本には行きたくない。パブでは日本人のバツイチの女の人に電話番号とかもらったよ。日本は女性からもナンパするんだね」
「へー、断ったの?」
「もちろん仕事中だからね。電話番号交換して後で電話かけたよ」
断ってないやんけ。
「日本の売春って高いよねー、1万円とか3万円とか?バリでは40万ルピア(5600円)くらいだよ。一緒に日本で働いてた友達は行きたがってたけど、僕は自分で処理したよ。自分でやったらタダだからね。」
「バリの売春婦の人って病気とか大丈夫なの?」
「あー、オカモト使ってるよ。コンドーム?バリでは恋人とはつけないよ」
「えー、だって妊娠するでしょう?」
「外で出すんだよ。恋人からは病気は移らないからつけないさ!愛の証さ。」
避妊知識が微妙に間違ってるなぁ…。
「妊娠しても、バリでは2ヶ月までは特殊な人に頼んで堕胎できるよ。それ以降は捕まるのさ。」
「日本では6ヶ月まで病院で堕胎出来るよ。」
「えぇ!可哀想じゃん」
じゃあゴムつけろや。

…気が付けばまったく爽やかじゃない朝食になっていました。


ゴムつけろ。

朝食後はモンキーフォレストです。

ほんとにたくさんいるんです。

ここではオナガザルが400匹放し飼いになっていて、エサを食べさせたりできるのです。
入り口で入場料1万ルピア(140円)を払ってバナナ1万ルピア(140円)を購入します。

えーと、入って10秒後に背中に2匹、頭に1匹、胸に1匹、足に1〜2匹乗られてバナナ奪われました。
一瞬のことで思わずバナナ放り出してしまいました。
猿超こえー。

バナナバナナバナナ

その後は比較的穏やかに猿まみれの公園を散策。バナナがなくなった後のほうが、余裕を持って猿と触れ合えてよかったです。


私のズボンを引っ張る小猿。そういや出発前に入らなかったズボンが入るようになりました。体重ちょっと減ったのか?

その後はバリ名物子豚の丸焼きの昼食。
バリ島では子豚の丸焼きをバビグリンといって、その有名店がウブドゥにあるので早速行ってきました。
下の写真がバビグリン2万ルピア(280円)。
バリバリの豚の皮、やわらかい肉、脂肪分の多い肉の唐揚げ、骨付きの肉、腸詰めなど、豚のパーツが余すところなく1皿に凝縮されています。
めちゃうまかったです。屠殺したての子豚ってこんなにジューシーで味が濃くて美味しかったんだ…!
ご飯がすすみまくってお代わりしかけました。お奨めの一品です。

改めて写真見ると残飯っぽいですが。

そしてウブドゥ市場を散策。
ここは布、木彫り、アクセサリーなどおみやげ物がメインです。割と清潔で見やすく、今まで行った中でもいい市場でした。
ここでバリで初めて物を購入。ムーンストーンの涙型のピアスです。1万5000ルピア(200円)。
同じ品でも言い値は10万ルピアの店もあったあたりがアジアの市場って感じ。

こんな感じの店舗が100〜200くらい。どれも可愛かった。

アクセサリー。結構たくさんある。

その後バリ絵画の美術館へ。バリ絵画って結構歴史が浅くてここ100年くらいのものらしい。
そんで傑作は近代のものに集中していて、50年以上前のやつは落書きっぽく、物語の中の美人を書いているはずがグリコ森永事件の犯人にしか見えないという特徴がありました。
でも近代の作品は私の好みにドンビシャ。うっとり。


近代の作品、カエルの戦い。キモカワイイ。

夜はバリ舞踏の代表作、レゴンダンスとバロンダンスを見てきました。
チケットは7万5000ルピア(1000円ちょい)で、街の中心からの送迎つきです。
世界で公演を行っているというバリで一番有名なティルタ・サリ歌劇団がたまたま金曜日公演だったのでラッキーでした。
更にラッキーだったのは私の席が一番前のど真ん中だったこと!道端でもチケットは買えるのですが、私は観光案内所で買ったのです。
観光案内所の人が親切にいいところを取ってくれてたみたい。ありがとう!
100席くらいあったのですが、前2列の予約席は全員日本人でした。ジャパンマネーのパワーを感じました。

いやー、楽しかったです。
伝統舞踊とか退屈するかなーと思ってたんですが、1時間半の全ショータイムに、6種類も演目を詰め込んでくれてました。
1つ目のガムラン(バリのオーケストラみたいなもん)演奏では鉄琴の人の揃いっぷりが素晴らしく、


歓迎のダンス。初めて見るバリ舞踏はきらびやか&くねくね&目がぎょろぎょろ、な印象。

2、3つ目の歓迎ダンス&レゴンダンスでは可愛い女の子に癒され(ちなみに真ん中から可愛いランクは下がっていくヒエラルキー)


レゴンダンス。美しい姫に求婚する王子、とかそういう話だったのですが、何やってんのか全然分かりませんでした。

4つ目のオカマダンスは女形のような伝統芸能とはいえニューハーフショー的な面白さを見せてくれ、


男装した女性を演じる男の人、という設定の訳の分からないオカマショー。

6つ目のバロンダンスでは異形の化け物がたくさん出てきたり道化的なキャラクターが出てきたりとコミカル&迫力あるショーが見れました。大満足です。個人的にはバロンダンスが一番面白かった。(5つ目は特にコメントするようなことがないので割愛)



バロンダンス。左がバロンで右が猿。

ちなみに女の子が出てくるような演目では花の香りが場内に漂っており、化け物の出てくるバロンダンスでは獣くさい匂いがしてました。魚醤と香辛料を混ぜたような。
凝ってるなー。

という訳でウブドゥを満喫できた一日でした。楽しかったー。


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