■旅行記 マレーシア編 021 ペナン島到着&映画観ました■
2007/5/27
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本日はペナン島にバスで向かう日です。
昨夜は同室の女の子3人で色々話していて、すごく楽しかった。
10日間会社の休みで来ている子は4年間アメリカの大学に行っていたらしく、面白い話が聞けました。
アメリカ人は結構北朝鮮ちっくだとか。
毎朝の国家斉唱などで「自分の国が一番!」を植え付けられてるそうです。
意外と海外旅行をしたことがある人も少なくて、日本はまだ着物を着ていると思っている人が本当にいたり。
白人主義的なところもあって、スーパーなどで並んでると前の白人女性とは仲良く話してたのに、自分の晩になると卵がホントに割れたくらい手荒に扱われたり。
クリニークでも「Nothing for you(あなたの化粧品はない)」と言われたりしたそうです。
わーお。
他にもアメリカの大学の寮費は1年130万円くらいで、学費は更に年200万円くらいでめっちゃ高いとか。
「そんなにお金がかかるはずないのに」とのこと。
だよね、日本から見ても異常に高い。
その代わり州立大学などは、その州出身の人は半額だそうです。
でも留学生などからは「取ってやれ」的な姿勢だそう。
もう1人の女の子からは「東南アジアの小島に遊びに行った女の子が、たまたまその日が誕生日の日だったんだけど、地元の男の子からビーチでお祝いするっていわれてビーチに行ったらレイプされかけたらしいよ。」とか、
「マレーシアのビーチボーイがカナダ人女性をひっかけたんだけど、カナダ人の女の子は彼にベタ惚れでいつもアクセサリーとか持ってきてた。男の子はレストランで働いてるから冷たくされると泣いちゃったりして。」
とか聞きました。
そのビーチボーイはムスリムだそうですが、「She pay for me(彼女は僕に貢いでくれる)」「Just for fun(楽しむだけ)」と悪びれないそう。
ふうーん…。
なんでそんな男にひっかかるかなー。
と、色々面白い話で盛り上がってたのですが、起きると二人ともまだ寝てたので、こっそり朝ご飯を食べてバス停に向かいました。
朝ご飯は例の甘いトーストとコーヒー。あまうま。
日本で会えたらいい友達になれそうだったけど、連絡先を交換しそびれて残念。
バス停には9時ちょうどに着きました。
9時半のバスなのでちょうどいいか、と思っていると9時7分に出発。
えっ。
でもバスは満員だったから、「いっぱいになったら出発」ってこと?
マレーシアのバスの仕組みが良く分からない…。
こんなバス。そこそこ快適でした。
バスではあんま景色が見られませんでした。
日本の高速みたいな感じで、ちょっと残念。
この辺の景色が唯一良かった。
おやつにココナツのさとうまぶし。あま…。
そしてなんと4時間で到着。
列車だと7時間くらいかかるのに。予想外でした。
到着と同時に大雨が降ったのでしばらく雨宿り。
マレーシアでは全体的に青空でも一部に雨雲が出て、それが雨を降らせるという規模の大きい狐の嫁入りでした。
ホテルの場所はどう行くんですかとバスターミナルの係員に聞くと、「俺の車で50リンギット(1800円)で連れて行ってやる。」と言われました。
タクシーの相場でも20リンギット(700円)くらいなのにボるなぁこの人。
申し出を断ってホテルのそばまでバスで向かうことにしました。
隣に座った人にホテルの場所を聞くと、後ろに座ってた人と話して「この人がホテルの場所を知ってるそうなので、案内してくれるって」と言ってくれました。
後ろの人はアジャンさんとかそういう名前の20歳前後の男の人で、笑顔で握手を求めてきました。
「ペナン島の道路の標識は分かりにくいんだ、あんなに小さいだろう。日本はもっと大きいんだろうね。」
とか言ってきたりして。
バスが着いて、ホテルのそばまで歩こうとすると、「荷物を持ってあげようか」「ホテルはこっちだよ」と親切です。
「あなたは親切ですね、どうしてですか?」と聞くと、
「It is for nothing(理由はないよ)」と笑います。
そして30秒後、「Do you have money?」と聞いてきます。
はいビンゴー!
「Why?Do you want money?(なんで?お金欲しいの?)」
「Yes.50リンギット(1800円)」
わー、「Nothing(理由はないよ)」と言った30秒後にコレですよ!奥さん!
私も用心して荷物は持ってもらわず、片手にはいつものように催涙ガスをスタンバイさせていたので、弱気にならずにおっぱらえました。
「I am very hungry(お腹が空いているんだ)」
と言ってましたけど。
勝手に空いてろ。
1分くらい道案内しただけで1800円とは、なかなか時給の高い仕事しますねぼっちゃん。
ちなみに50リンギットあれば、チャーハンが15皿以上食べられます。
最後に「バイバイ」と言うと「バイバイ」と笑ってました。意味わからん。でも恥を知れ。
そして自力でホテルへ。
1個目のホテルは幽霊屋敷ちっくだったけど、2個目のホテルはいい感じでした。
しかも8リンギット(300円)。過去最安値です。
バスが意外と早く着いたので、メインストリートをブラブラすることにしました。
こんな街並み。植民地の風情がいいらしいけど、よく分からなかった。
ブラブラしていると、ペナン島のランドマークのコムタビルにたどり着きました。
一番高いファッションビルです。
でも照明も暗く、店も微妙…。
この時点で夕方だったのですが、お昼をまだ食べていなかったのでお腹が空いていました。
そのため、フードコートに直行です。
ペナンで一番メジャーなチャーハンという名前のチャーハン。ちょっと辛くて美味しかったです。
フードコートでは日本人の男性に「日本人の方ですか、タイについて教えてくれませんか。」と話し掛けられました。
日本で宗教関係の人に話し掛けられた時のような挙動不審さが感じられたので「シンガポールから来たので分かりません。」と答えました。
そしたら30秒後にまた戻ってきて「ペナン長くてストレス溜まってるんですよ、日本語話したいんですけど。」と。
…これはやばい。
「すいませんが一人になりたいので。」
と言うとやっとどっか行ってくれました。
映画館があったので唐突ですがパイレーツオブカリビアン3を観ることにしました。
外国で映画観たかったんですよね。
これを観てきました。
映画は10リンギット(350円)でした。
結構日本の映画館ぽくて、古いMOVIXみたいな感じ。
入り口でなぜかビデオカメラチェックがあって私だけ検査されました。なんで?
映画はマレー語と中国語の字幕が付いてましたが、当然ながらどちらも分からないのでおおまかな筋しか分かりませんでした。
でもマレーシア人って細かなジョークに大ウケします。
手を叩いて指を差して場内大爆笑です。ここまで受けてくれると映画も本望でしょう。
その様子が見られたので面白かった。
ホテルに帰って、この日記を書くためにホテルでパソコンをつないでいたら、「電源は1時間3リンギット(100円)だ。部屋代とは別だ。」と言われました。
わー、いいホテルだと思ってたけど、感じわっるーい。
ペナン島、なんか感じ悪い人が多いんですけど、気のせいですか?
前にジャカルタで会った日本人さんがプッシュしていたペナンの良さは私には伝わりませんでした。
明日早速出て行っても良かったんですが、フェリーがあさってしかないのであさっての朝おさらばすることにしました。
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