トップページに戻る

今日はディエン・プラテウというところに行ってきました。

ジョグジャカルタでは、ボロブドゥールとプランバナン以外で一番人気の観光地だそうです。

朝6時半、迎えに来るはずが来ません。

7時になっておかしいと宿の人に旅行会社に電話してもらうと、車が別棟の建物に行ってしまい、私がいないものと思ってもうツアーを開始しちゃったそうです。

部屋番号も伝えてあるのにそんなにすぐ諦めないでください。

まぁもう一度戻ってきてもらうことに。

7時45分にようやくツアースタートです。

私以外は5年間世界一周をしていた欧米人男性と、その恋人？の台湾人女性、その友達の台湾人女性でした。

後ろの席で「○○〜ん」「きゃっきゃっきゃ」とイチャついてました。

でも恋人の台湾人女性は化粧っけもなく、正直可愛いタイプという訳でもなかったのでなかなかシュールな光景でした。

3時間半（！）走ってようやく着きました。

高さ5〜10メートルくらいのお寺（チャディ）が数個。

しかし正直しょぼい。

3時間半走ってこれでしょうか。

しかもこの時は結構な雨が降ってきていました。

続いては火山の噴火口へ。

採掘場のような雰囲気の中、硫黄の匂いがむっと立ち込めます。

地面が熱いという面白い経験をしました。

あと普通の地面なのにボコボコとお湯が泡になってたりして。ちなみに触っても大丈夫でした。

やっぱマグマに熱せられても水は100度までなんだ、と昔習った理科を変に実感。

続いて私のお目当て、カラーレイクです。

入り口で会った欧米人によると「ジェイド（翡翠）のようだよ！」とのこと。期待が膨らみます。

…悪くはない、です。

でも日本の池も結構こんな感じなような…。

ここで観光は終了です。

正直3時間半かけてくるほどの事もなかった…。

さて、この時点で1時でした。

私は昨日のピザハットが最後の食事で、もう２１時間ロクに口にしておらず、空腹で仕方ありませんでした。

「ランチは？お腹すきました。」

とドライバーに聞いてもうなずくのみで、すぐに3時半に。

もう頭の中はお腹空いたのみ。

道端で屋台を見かけたら窓にへばりついてしまう。

バナナを運ぶおばあさんに分けて欲しいと頼みたい。

お菓子を食べている子供を獲物を狙う目で見てしまう。

お腹すいたお腹すいたお腹すいた。

そうこうしているうちに車がなぜかボロブドゥールに止まりました。あれ？ボロブドゥールは明日のサンライズの予定のはず。

聞くと、私以外のメンバーはボロブドゥールにサンセットを見に行くという微妙に別のツアーだったそう。

そういや今日電話で旅行会社の人がトゥデイボロブドゥールとかなんとか言ってた。

多分、ここで私が「私も行きたい」と言ったら、サンライズ、サンセットとボロブドゥールに2回行けたでしょう。

でも。

お腹すいた。

もう限界。

「君は来ないの？ボロブドゥールだよ？」という欧米人に、

「いいえ、レストランに行きます。」という私。

何しにジョグジャカルタ来たんだ、という目で見られました。

午後４時過ぎ、レストランでようやく食事をして獣から人間へ戻りました。

人間の３大欲求にはボロブドゥールも勝てないんだなと思いました。

にしてもなんでランチをスケジュールに組み込んでないの…？

なんだかよく分からない一日でした。

で、観光自体はしょぼかったんですけど、ジャワ島で綺麗な景色を２つ発見しました！

１つ目は畑。

山に囲まれた谷間を通ったのですが、見える山が全部段々畑になっていて、

バリ島のライステラスの規模の比ではない、と思いました。

壮観でした。

２つ目は高い山。

綺麗な雲に囲まれた、どどーんとそびえたつ山。これがいくつもありました。

ビルなどがないので全景が見えて圧巻でした。

番外として人の助け合い精神ですかね。

ジャワ島の道路は意外と全部アスファルトなものの、老朽化が進むと、村の人が総出で直すみたいです。

そして、そこを通る車にカンパをお願いしている。

ドライバーさんも、乏しい予算の中出来るだけ出そうとしている。

日本は行政任せなのに、この相互扶助精神は素晴らしいです。

それと、ドライバーさんがいい人だった。

寡黙で、誠実で、雰囲気を察してくれて（写真を撮ろうとすると窓を拭いてくれる）、片言だけど話そうとしてくれて、いつも笑顔でした。

車の運転もとっても丁寧で安心できる。

宮沢賢治の雨ニモマケズ、を体現している感じの方でした。

朝は置いてけぼりくらったけど。

明日はいよいよボロブドゥールです！

朝３時起きなので頑張ります！