トップページに戻る

とうとう実感のないまま出発日を迎えました。

色々パンパンでした。

バックパックも出発日なのにパンパンだし（この後どうすんだ）

不安で頭がパンパンだし（「死ぬわ」が口癖）

ここ最近の日本食食い溜めで、一ヶ月前に準備したズボンがパンパンだし（３キロ増えました）

もう楽しみとかより現実感がなくて、起きたら雨だったのも余計「ほんとに今日行くの」気分になりました。

とりあえず関空で見送りに来てくれた彼氏や友達と馬鹿話をして、出発ゲートをくぐりました。

出発ゲートは見送りの人と出発する人の最後の場所なのですが、別れる人たちに対する空港の心配りもあってか

ガラス張りになっているのです。

出発ゲートの中で友達を振り返ると、さっきまで笑顔だった友人の目が赤くて、そして一生懸命手を振ってくれていて、

「行くんだ」と急に実感が湧いてました。

実感なくて「出発のとき泣かなかったなー」と１秒前まで考えていた私もやっぱり涙ぐんでしまいました。

出国審査も終わると一人です。

この一ヶ月、ずっと隣には誰かしら居てくれてあまり一人になることがなかったので、一人だと改めて気づくとドキッとしました。

免税品も今回は買うものがなかったのですぐ搭乗ゲートに向かったのですが、

出発が少し遅れていたこともあり１時間以上待つことに。

こんなことなら友人ともっと居ればよかったな。

無事に搭乗が済んでから、出発前にもらった手紙を読みました。

ここで一番泣くことになるとは読む前は思っていませんでした。

「10枚手紙書いてよー」と出発前に冗談でねだっていた彼氏さんからはホントに10枚もらいました。

「無事帰国することが義務であり使命やからね」というくだりで、待っててくれる人がいるんだと泣けました。

友達のくれた文庫本（と私が思っていたもの）は、文庫本じゃなくて全部手紙でした。

これだけ書くのにどれだけ時間を使ってくれたのかと思うといい友達を持ったなぁと感無量でした。

「どこかの国で一緒に旅行しようね」という手紙や餞別の品についての手紙ももらいました。

手紙は機内だけで３回は読み返しました。（到着後のホテルでまた３回）

やっぱり一番嬉しい餞別です。

関空からバリまでは７時間。

これは映画を観ていたのであっという間でした。

到着したら予定より３０分ほど遅れていて、すっかり深夜でした。

思ったより湿っていて、それほど暑くはなく、東南アジア独特の匂いがしました。

古いホテルのロビーを無理やり消毒したような、というか。

空港はこじんまりとしていて、到着してすぐバリ島の日本語案内チラシの入ったラックがありました。

バリのダラライ空港の入国はなかなか大変でした。

「念のために」と準備したことを大体使ったというか。

インドネシアに入るにはビザをその場で購入するのですが、クレジットカードOKのはずが使えず、

念のためにと準備していた米ドル現金を早速使う羽目に。

そして出国審査が終了。

「入国スタンプを押されずに後でトラブルになることがある」とあらかじめ聞いていたので念のためにと調べると

案の定押されておらず、出国審査のゲートを逆行。

機内預けの荷物を受け取ろうとすると、「強引に荷物を運び、法外なチップを要求することがある」という前情報のあるポーターが

勝手に私の荷物に手をかけてたりして。

到着が深夜なので、念のためにホテル送迎を頼んでいたのですが、空港のタクシーは閉まってたぽく大正解。

ホテルもあらかじめ決めていたのですが、空港にホテルインフォメーションもなく大正解。

というかこの「念のため」がどれかひとつでも欠けてたら結構大変だったはず…。バリって一体…。

もうこの時点で不安の塊になっていて、ホテルに着いてすぐに持参した特殊なロックを四苦八苦してドアに取り付けると、

爆睡してしまいましたとさ。